当駅 お知らせ

       

東日本大震災から10年

(2021/03/10更新)

~伊東マリンタウンにできること~

伊東マリンタウンでは東日本大震災以来、今まで行ってきた津波避難訓練を更に強化し年2回の訓練を実施しています。
今年も3月10日にスタッフ及び関係者 総勢50名が参加する津波避難訓練を行いました。
今年の訓練も東日本大震災から学んだ教訓を大切にし、 震災で尊い命を亡くされた方への鎮魂の祈りをささげ、
被災された皆様の復興をお祈りし津波避難訓練を実施いたしました。
震災の記憶と教訓を風化させない活動を今後も行っていくことをマリンタウンはお約束いたします。

【2021年3月10日 津波避難訓練の実施内容】

前日までに入念な計画とリハーサルを実施

当日

7:20 スタッフが各所に待機 館内アナウンスにて津波避難訓練実施のアナウンス

7:25 マリンタウンスタッフ 津波を想定した シェイクアウト訓練(実際に声を出す訓練)

7:30 伊東警察署員の方の講和を拝聴

7:40 マリンタウンスタッフ・テナントスタッフ 津波避難訓練開始 シェイクアウト訓練(実際に声を出す訓練)

7:50 避難誘導開始 バザール棟がら北側第一避難所へ避難

8:00 避難完了・点呼、南側第一避難所へ避難

8:10  避難完了 ・点呼、ルートと道路横断説明、バザール棟搬入口前へ移動

8:20 移動完了・踏み台体験(国道の中央分離帯を乗り越える想定での体験・練習)

8:30 訓練終了 参加者にマリにゃんウォーター配布、解散・片付け

訓練の様子

伊東警察署員の方の講和を拝聴  観光客が多い伊東市の特徴を踏まえた津波避難について

避難誘導開始 バザール棟から北側第一避難所へ避難

(左) 高台にある北側第一避難所へ避難    (右) 踏み台体験(国道の中央分離帯を乗り越える想定での体験・練習)   

津波を想定した伊東マリンタウンからの避難経路

【伊東マリンタウン 災害対策プロジェクト 避難訓練 担当責任者 鈴木基夫係長にインタビュー】

これまで伊東マリンタウンの災害対策プロジェクトメンバーとして当駅の避難訓練を計画・実施を責任者として牽引してきた鈴木基夫 係長に「東日本大震災と当駅の津波避難訓練について」というテーマでインタビューを行いました。

インタビューの様子  鈴木基夫 係長

Q1.  「伊東マリンタウン津波避難訓練」の目的は

A1. 伊東マリンタウンは年間200万人以上のお客様が来場されます。
臨時駐車場も含めて500台分の駐車場があり、満車になると2000人以上のお客様が滞在されます。
また、道の駅としてトイレと駐車場は24時間開放しており、多くのお客様が昼夜を問わず来場されます。
この様な状況下において、いつ地震が起きたとしてもスタッフ全員がお客様を避難誘導できるように
日頃の訓練が重要だと考えています。


Q2. これまでの津波避難訓練の実施内容と積み重ねた経験、成長したことは

A2. 毎年2回の津波避難訓練をマリンタウンスタッフとテナントスタッフ合同で行っています。
これまで避難場所の検討を幾度も繰り返し、近隣商業施設との話し合いおよび地域防災訓練への参加も行ってきました。
我々は伊東マリンタウン単体だけではなく地域と共同での防災対策を目指しています。

記録によると関東大震災の時に伊東市には9メートルの津波が6分で来たそうです。
想像以上に短い時間で津波が到達することを知識として学び、訓練では地震が起きたら素早く身を守り、地震が収まったらお客様を率いて1秒でも早く高台へ避難することを一番の課題として取り組んでいます。
年々訓練の精度は上がっており、スタッフ全員が大きな声で避難誘導を行い、お客様とスタッフ自身の命を守るための訓練を毎回真剣に行っています。


Q3.  東日本大震災について想う事

A3. 10年前の3月11日は伊東市でも津波注意報が発令され、私自身はお客様の危険を回避するため海沿いへ繋がる通路を封鎖し、施設内に滞在している多くのお客様に「危険ですので海に近づかないでください!」と大きな声で伝えて回りました。
お客様の安全を確保した後、テレビで災害情報を確認するため一旦事務所に戻りました。
そこで私の目に飛び込んできたのはテレビに映る津波に飲み込まれる街の姿がであり、そのあまりにも現実離れした映像に驚愕したことを鮮明に覚えています。
あの映像は一生忘れることはないでしょう。

伊東マリンタウンは海に面した施設です。
東日本大震災を教訓に津波対策を行っていくことは我々の使命だと思います。


Q4. 東日本大震災で命を無くされた方、被災された方に対しての気持ち

A4. 尊い命を落とされた方に対しご冥福をお祈りするとともに、被災された皆様の復興をお祈りいたします。
そして我々はあの震災を忘れずに後世へと伝えていくことを強く心に誓っています。


Q5.これからマリンタウンが行う避難訓練はどの様にしていくか

A5. 伊東マリンタウンには多くのスタッフが働いており、その中にはベテランスタッフもいれば入社したばかりのスタッフもいます。
全てのスタッフが高いレベルでお客様を避難誘導できるよう毎回の訓練に真剣に取り組んで参ります。 


東日本大震災の犠牲者を悼み、被災された皆様が復興を成し遂げられるよう合掌いたしました

(2021/03/10更新)

TOP