伊豆・伊東のおすすめ情報ブログ
『マリにゃん散歩』

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マリにゃんとマリンタウンスタッフが見つけた、伊豆・伊東のおすすめ情報や、伊東マリンタウンの見所をご紹介。

スポット

穴場スポット紹介~伊東駅前の温泉神社・出来湯

2021/01/05

伊東と言えば温泉、温泉と言えば伊東!
寒いこの季節、改めて「伊東だなぁ」と感じる景色があります。
特に朝から午前中、道路を歩いていると、側溝から湯気が立ち上っている風景に出会うことがあります。
そう、宿や家庭からかけ流された温泉が側溝を流れるため、湯気が立ち上っているというわけです。
子供のころには当たり前だったこの景色
ただ、伊東から出て、埼玉だの長野だの住んでみても、こんな景色に出会うことなんてありませんでした。
2年前に伊東に戻ってきて、改めてこの湯気が立ち上る景色に「あぁ、この景色、そうだったなぁ」と感じた次第です。

伊東市街地には複数箇所の公衆浴場があり、地元シニアの社交場にもなっています。
今は各家庭にお風呂がありますが、昔は公衆浴場が家のお風呂の代わりを担っていたんですね。

その伊東の元湯といいますか、市街地には昔から3つの大きな源泉?元湯があったそうです。
・猪戸湯
・和田湯
・出来湯
これらは「伊東三湯」として江戸の昔から利用されていたそうで、同じ名前で今なお利用されているのが、「和田湯」です。

和田湯は江戸にも運ばれていたという温泉
お金を払えばもちろん今でも利用できます。


一方で猪戸の湯、出来湯は湯が枯渇したというか、出なくなってしまったそうで、同じ名前の施設はありませんが、伊東駅のすぐ近くに温泉をご神体とした「出来湯権現」が祀られています。
伊東駅を背にして、右手(海と反対)に坂を下ったマックスバリュの横
伊東駅から坂を下り、湯の花通りの角にあるパン屋さん「SAZANKA」の先です。
この度、この出来湯の鳥居が新しくなり、境内も整備されました。

以前は木製の鳥居が置かれていました。
Googleストリートビューに昔の写真が残っていました。
記録は2014年8月

その後、桜が植えられたようで2018年7月の記録には桜が写っています。

さらに、私が子供のころ、まだマックスバリュが「ヤオハン」というスーパー?デパートだったころは、この出来湯には大きな木が祠の脇に立っており、建物と木の葉が影を作り、暗い場所だった記憶があります。
なんとなく怖い感じがして、中を覗いたことはありましたが、手を合わせたことはなかったように思います。

記録を調べると、以前はこの祠の横に大きな「エノキ」があったようです。
木が枯れたのか、それともヤオハンの建物が変わったことで切ってしまったのかは分かりません。

以前と比べると明るくなったのと、玉砂利が敷かれたことで草は生えづらくなりました。
また、文字が金色になっています!!おぉ、ステキです。

地元の人もここに祠があることは知っていても、どんな場所だったのかについて知っている人は多くないように思います。
でも、昔はこの出来湯から湧いたお湯が池となり、そこで人や農耕馬を癒したそう。
当時の景色も面影も今は残ってはいませんが、昔は高い建物はないでしょうし、このあたりからどんな眺めが広がっていたことでしょう。
寒い日はその温泉の池からモクモクと湯気がたちのぼっていたのでしょうね。

そんなことを考えながら、この出来湯権現を訪れてみてはいかがでしょうか。
出来湯は人だけでなく、馬も癒したということから、お馬の湯とも言われているそうで、私の母校である伊東市立西小学校で○○年前にこの歌を教わりました。
小学二年でこの歌を習った当時は、担任であった青山四郎先生が作曲したと聞いていましたが、どうも記憶違いなのか、そうではないようです・・・。

北原白秋作詞の「お馬の湯」です。

ゆっくらゆっくら お馬の湯~
お湯はたんぼの稲のなか~
お馬首出せ、によっぽりと~
よーい眺めだなぁーとさー

ゆっくらゆっくら お馬の湯ー
ざぶらん、ざぶらん、波のおとー
海が見えましょ、きらきらとー
よーい眺めだなぁーとさー

ゆっくらゆっくら お馬の湯
湯気がたちます、白い湯気
湯気よ、お昼の雲になれ
よーいながめだなぁーとさー

このお馬の湯のモニュメントが湯の花通りの石舟庵の横に置かれています。
きっと、この出来湯のお湯がわきでた横に人用の湯船があり、その一段下に馬用の湯があったんでしょう。
伊東だけではなく、全国の古道などにもこうした、人用の○○の横に馬や牛用の○○があるという場所が残っていますよね。
・・・ということは、もしかしたら近くに馬頭観音もあるのかと思ってみましたが、どうもそうではなさそうです。
ただ、そうしたことも今後時間があれば調べてみたいです。

お馬の湯にちなみ、ここの絵馬にもお馬の湯として馬が描かれています。
出来湯=お馬の湯。
丑年・・・ですが馬湯です。

日本中に温泉はありますが、その中で自噴しているのは1/3程度。
ほとんどの温泉はポンプでくみ上げられている(動力)のが現状です。
また、温泉はどの程度の量が地中にあるものかはわかりません。
地震などで湯音が変わったり、はたまた出なくなったり、逆に湯量が増えたり、私たちの手でコントロールできない産物。
だからこそ温泉はありがたいものです。
お湯が枯れてしまったとはいえ、コンコンとお湯が湧き出でていた出来湯はどんな温泉だったのでしょうか。

旅先のような場所で開放感がある温泉にざぶりと入ることで、気持ちよく、リラックスも促進されるという転地効果が期待できます。
伊東にもいろんなお湯があります。
もちろん伊東マリンタウンにも塩化物泉の自家源泉のお湯があります。
伊東と言えば温泉、温泉と言えば伊東です。
寒い季節ですが、伊東で温泉につかり、心身ともに健康な一年にしていきましょう!


今年もよろしくお願いいたします。
2021/1/4 とみしん

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