一碧湖


一碧湖は約10万年前の噴火でできた火口湖。
湖面には周辺の山や緑の木々、空に浮かぶ白い雲などが映しだされて訪れる人々を魅了します。
特に紅葉のシーズンは真っ赤に染まった樹木が美しい湖を彩ります。
水辺には珍しい植物を見ることができ、チョウジソウの群生は県内で唯一自生していると言われています。
四季折々に違った景色が楽しめるため、旬の風景を求めてたくさんの人が訪れます。
〒414-0051 静岡県伊東市吉田815-360
駐車場 あり
引用:伊東市観光協会HPより
一碧湖の名前の由来
一碧湖は、明治31年8月発行の「伊東新案内」には
「大池は、小室村吉田区の西南をさること18町の山中にあり、
…池中に鯉、鮒を産す。周辺の山上には松、杉、雑樹こんもりと茂生し、
景趣深遠なるにただよう波光の一碧鏡を浮かぶ…」
とあり、この頃すでに「一碧鏡」という言葉を使って説明されていました。
昭和初期には名称も一碧湖と呼ばれるようになりました。
一碧湖と名づけられた時期や命名者はよく分かりませんが、
昭和30年の吉田地区の古老の座談会記録に、
「太田賢治郎が、一碧千紅という漢詩の文句をもとに云々」という発言があります。
漢詩にある一碧萬頃とか、一碧千萬頃という詩句のことと思うが、
木下杢太郎の兄賢治郎なら、そんな命名をしたかも知れません。
一碧湖の名を一生懸命に売り出しだのは、地元の小室村や観光関係の人たちです。
全国的に新聞社が募集した観光地百選に、積極的に応募して当選したことにより、
一碧湖の名は動かないものとなりました。
※伊東風土紀より抜粋
大池の赤牛とお経島のいわれ
その昔、大池には、主が住んでいました。
赤牛になったり、狐にばけたりして旅人たちが船で乗り出そうとすると、これを転覆させたりしたので、
村人はたいへん恐れ、悩んでいました。
徳の高い光栄寺六世の日広上人はたいそう心を痛め、
寛文年間(1661~72)に自ら十二連島の一つの小島に渡って数部の法華経を書写し、
声を上げてお唱えをしてから、このお経を島に納めました。
これ以降、この島をお経島と呼ぶようになったと光栄寺の記録にあります。

【伊東マリンタウンからの行き方】
伊東マリンタウンから車で約20分
バスをお使いの方は伊東駅から東海バスをご利用ください
車で行くと国道135号より山側(西側)にあります。
伊東駅方面からでは「一碧湖入口」伊豆高原方面からでは「梅ノ木平」交差点が分かりやすいと思います。
「伊豆の瞳」の名で親しまれている一碧湖(いっぺきこ)は、
形状がひょうたんのようになっており、北西部の大きい方を大池(おおいけ)・南東部の小さい方を沼池(ぬまいけ)と呼ばれています。
湖の周囲は遊歩道が整備され、一時間ほどで一周できる散歩には適度な距離です。
カフェや釣り・ボートを楽しむ施設もあり
小さなお子様連れからお年寄りまで、ゆったりとした静かな時を過ごすことができます。
