伊豆旅行にGO!!
金目鯛が食べたくなる!伊豆急行・キンメ電車

伊豆のグルメと言えば、金目鯛(キンメダイ)
高級魚・金目鯛の日本一の水揚げ量を誇る伊豆半島。
その伊豆半島を走る伊豆急行が、誰もやらないことをやってくれました!!
それは・・・!!キンメ電車
伊豆急伊東駅から下田駅までを走る、「リゾ-ト21」という車両を使った普通電車です。
電車なのに、、、金目鯛、、、伊豆急行、攻めてます。
伊豆急行の偉い人に訊いてみました。

伊豆高原にある伊豆急行本社にて、伊豆急行・比企取締役にお話を伺いました。

キンメ電車は、2017年2月から運行スタートしました

伊豆急行の看板電車でもある「リゾート21」の3次車(7両編成)を使用し、すでに運行している「黒船電車」とともに、伊豆を代表する名物電車にしたいと企画しました。
(ちなみに黒船電車は、黒船による開港150年を記念して運行し、早10年を経過。)
↑キンメ電車は、リゾート21のロゴの「O(オー)」の部分が金目鯛の目玉になっていますΣ(・ω・ノ)ノ!

—なぜ金目鯛?
伊豆を代表する「名物」は何か?と考えたとき、「温泉」や「海鮮」「わさび」などがあります。しかし、これらの単語から検索しても「伊豆」は最初に出てこないんです。
そんな中、逆引き検索で「金目鯛」は「伊豆」がトップに出てきた!!
今は千葉でも金目鯛は有名になってきているし、首都圏からも近いので、このままだと(千葉に)持っていかれてしまう…!
そうだ!キンメは伊豆だ!!

そして、満を持して誕生したのがキンメ電車です!!
伊豆急行が千葉・房総半島に勝負を挑んだ(?!)結晶がここに!!
キンメ電車に乗車してみた!!

伊東マリンタウンの最寄り駅、JR伊東駅。
早速キンメ電車に乗ってみました
キンメ電車は、1日に数回しか運行しないレア列車(普通電車・全席自由席)です

金目鯛の「赤」をイメージした真っ赤な大胆ボディ
これでもか!というほどのキンメ・キンメ・キンメのオンパレード!!
深海を泳ぐ金目鯛のイメージだそう。※金目鯛は深海魚なんですよ。

よく見ると、伊勢海老も混じっています(南伊豆町車両)
他にサザエ(下田市車両)や、キスをする金目鯛同士なども混ざっています。
伊豆急さんったらお茶目!
車内も金目鯛づくしだった!

車両に乗り込むと、金目鯛ーーーーーー!!
いまだかつて、こんな電車があっただろうか…
常に先を行く伊豆急行。予想を上回ってます!

7両編成の1~7号車を1両ずつ、沿線の各市町(熱海市・伊東市・東伊豆町・河津町・下田市・南伊豆町)が担当し、独自の装飾で金目鯛をPR

3号車の「キンメダイ博物館」に乗り込みました。

すべての座席は金目鯛柄という、斬新さ

な、なんと、瞳がハートの「かくれ金目鯛」発見!!(画像提供:イズハピ)
他の金目鯛は丸い目なのに・・・!驚愕!!!
見つけたあなたはラッキー?!ぜひ探してみてください

こんなところにまで金目鯛。かわいい。。。

車内では、伊豆の金目鯛の歴史や、豆知識「キンメトリビア」などを漫画やイラストで紹介しています。
キンメトリビアの一部をご紹介
昔の人は金目鯛のことを「ぎんでい」と呼んでいたそう。なぜなら、海の中では金目鯛は銀色で、水揚げされるとだんだん赤くなっていくのです。
銀(ぎん)の鯛(てい)、言葉がなまって「ぎんでい」と呼ばれるようになったそうです
もともと庶民の味だった「ぎんでい」が漁師料理として民宿で提供されるようになり、徐々に旅館でも浸透、ついには高級魚となっていったそうです

そう、伊豆は金目鯛の水揚げ高が日本一!!
千葉にも負けないのだ!(でも、伊豆の人々は千葉県好きですよっ!)

車内には、地元の小学生が描いた塗り絵も展示されていました。

流木アートまで!
他にも、カラー魚拓の展示などもされています。
これらは、キンメ電車を盛り上げようと、地元の方々が協力して寄贈してくださったそうです。
伊豆全体がキンメ電車を応援しています

リゾート21は、運転士気分の展望座席、海向きパノラマシートなどがある本格的リゾートトレイン。

海側の座席は「パノラマシート」になっていて、座席が窓の方を向いています!
まるでグリーン車や特別車両みたいですが、リゾート21(キンメ電車・黒船電車)は、全席自由席の普通列車なので、乗車券のみで乗ることができます。
伊豆急行さん、太っ腹ですね!

大きな窓から、伊豆の海や景色が一望!!

伊豆急下田駅に到着しました!イエーイ!
金目鯛を食すのじゃ!

キンメ電車に乗って、御多分にもれず、金目鯛が食べたくなった。
伊豆半島全体が金目鯛で有名ですが、特に稲取や下田は有名です。
金目鯛を求めて、金目鯛の水揚げ高日本一を誇る下田港と併設する「道の駅 開国下田みなと」にやって来ました
道の駅 開国下田みなとは、伊豆急下田駅より徒歩約10分。

「道の駅 開国下田みなと」のレストランでは、目の前の下田港から水揚げされた金目鯛を使用したメニューが豊富
こちらは、金目鯛バーガーを販売しているお店。

今回のお目当てはここ!
道の駅 開国下田みなと1階にある「さかなや」さん
下田港の仲買人さんが経営するお店です。
さあ、下田で水揚げされた金目鯛頂きましょう!

注文したのは、お店の人気No.1の脂金目(あぶらきんめ)を使った
「脂金目づけ丼」1,700円(税込)
脂金目とは、下田港近海で獲れた地元以外ほとんど流通していないという、貴重な金目鯛。
その名の通り、肉厚な身に脂がのってプリプリ!絶品です
下田の街は、キンメづくし

下田の街を歩くと、至る所で金目鯛グルメを発見できます
キンメコロッケ1個 250円。こちらも絶品です。

下田では、最中が金目鯛です。可愛いのでお土産に大人気!※金目鯛味ではありません。普通の最中味です。

金目鯛のマグカップまで・・・!
こちらのマグカップで飲むコーヒーは、キンメ味!?
さすが、金目鯛の水揚げ高日本一の下田。街中が金目鯛づくし!
伊豆半島は、遊園地。金目鯛の旅へ出よう!

伊豆急行の小林社長は「また乗りたくなる電車」を創り続けて行こうとおっしゃっているそうです
伊豆半島全体が遊園地。電車(伊豆急行)は、アトラクションのひとつ。
そう語る、伊豆急行比企取締役。

景色を見ながらお酒を飲んだり、わいわい楽しむのも電車の旅の魅力のひとつ。
道の駅めぐり、電車の駅めぐり、両方楽しめる伊豆半島!!
最近では、伊豆高原駅に車を停めて、伊豆急下田駅までは電車で行くという旅の達人も多いとか

「リゾート21が誕生して30年。今後も伊豆急に乗ることが目的となるような、そんな魅力的な電車、アイディアを考えたいですね。」
と最後に語ってくださった、伊豆急行比企取締役。
常に時代の先を行き、斬新な電車を創り続ける伊豆急行から今後も目が離せませんね!
伊豆旅行の際は、ぜひキンメ電車に乗車してみてくださいね!
リゾート21時刻表はこちら
伊豆急ホームページはこちら
その伊豆急行が、またやってくれました。次号乞うご期待!

そんな伊豆急行が、攻めの姿勢を止めません!!
くわしくは次回へつづく・・・!
次回「豪華列車!東急ザ・ロイヤルエクスプレス」>>>
(この記事は、2017年7月に書かれました。)