■伊豆の観光スポットご案内■

木下杢太郎記念館

医学者でありながら、文学者・芸術家としての才能ももつ、伊東市出身の木下杢太郎。
医者としては本名の太田正雄の名前で活動し、自身で発見した顔の疾病「太田母斑」は今なおその名で残されています。

元は文学の道一本を希望しましたが、父の希望と、親しくしていた森鴎外の進めもあり、医学の道に進んだとされています。
その傍ら、詞・戯曲・小説・随筆の作成に励み、数々の作品を残しました。
これらの作品は愛用していた眼鏡や万年筆と共に、伊東駅から徒歩5分ほどの生家で飾られています。

明治40年に建築された生家は、伊東市最古の木造建築であり、
国の登録有形文化財に登録されて、商家建築の様式をそのまま現代に伝えています。

〒414-0002 静岡県伊東市湯川2-11-5
料金 大人100円、小人(小学生以下)50円
営業時間
 4月~9月 9:00~16:30
 10月~3月 9:00~16:00
定休日 月曜日(休日の場合は翌日)
駐車場 なし
電話番号 0557-36-7454

引用:伊東市観光協会HPより

年譜
明治18年(1885) 8月1日 静岡県賀茂郡湯川村(現伊東市)に生まれる。
明治31年(1898) 13歳 東京の独逸学協会中学に入学。在学中から文集「地下一尺」を執筆。
明治36年(1903) 18歳 第一高等学校に入学。三宅克己に絵を学ぶ。
明治39年(1906) 21歳 東京帝国大学医学部に入学。
明治40年(1907) 22歳 与謝野寛の新詩社の九州旅行に北原白秋、吉井勇らと参加。詩作を「明星」に発表。
明治41年(1908) 23歳 白秋、勇らと新詩社を脱退し、「パンの会」を興す。森鴎外宅をはじめて訪れる。
明治42年(1909) 24歳 白秋らと「スバル」「屋上庭園」を創刊。この頃より木下杢太郎の筆名を使いはじめる。
明治44年(1911) 26歳 「スバル」「三田文学」等に寄稿。医学部を卒業。この頃、美術評論を多数発表。
明治45年(1912) 27歳 土肥慶蔵教授の皮膚科教室に入る。第一の戯曲集「和泉屋染物店」刊行。
大正03年(1914) 29歳 戯曲集「南蛮寺門前」刊行。執筆活動盛ん。
大正04年(1915) 30歳 第一の小説集「唐草表紙」刊行。鈴木三重吉編集で「穀倉」刊行。
大正05年(1916) 31歳 南満医学堂教授に就任。翻訳・美術論集「印象派以後」を刊行。
大正08年(1919) 34歳 斎藤茂吉らの尽力で「食後の唄」、翻訳「十九世紀仏国絵画史」刊行。
大正10年(1921) 36歳 欧米留学。評論集「地下一尺集」、翻訳「支那伝説集」刊行。
大正11年(1922) 37歳 木村荘八との共著「大同石仏寺」刊行。
大正13年(1924) 39歳 欧州から帰国し愛知医科大学教授に就任。
大正15年(1926) 41歳 東北帝国大学教授に就任。「厥後集」刊行。
昭和04年(1929) 44歳 「えすぱにやぽるつがる記」刊行。
昭和05年(1930) 45歳 「木下杢太郎詩集」刊行。
昭和08年(1933) 48歳 翻訳「日本遣欧使者記」刊行。
昭和09年(1934) 49歳 随筆集「雪櫚集」刊行。
昭和12年(1937) 52歳 東京帝国大学医学部教授に就任。
昭和14年(1939) 54歳 中国へ出張。「其国其俗記」刊行。
昭和16年(1941) 56歳 フランス政府からレジオン・ドヌール勲章を授与される。
昭和17年(1942) 57歳 大同石仏寺再訪。「木下杢太郎選集」刊行。
昭和18年(1943) 58歳 「百花譜」と名付けた植物写生を始める。「日本吉利支丹史鈔」刊行。
昭和20年(1945) 60歳 10月15日、胃癌のため逝去。

※パンフレットより引用

【伊東マリンタウンからの行き方】
伊東マリンタウンから車で約5分・徒歩で約17分

「西に山、東に海、美しいかな、この岡、われらが里。
 あれ あれ あれ あれ、朝日子登る。
 あれ あれ あれ あれ、船出の叫び。
 さればわれ等も親々の如く、力めむかな、いざ、はらからよ、友よ。
 力めて更に歩武を進めむ。
 額に汗、腕に力、意志強く、質実に、されどやさしく、いざ、はらからよ、同窓の友よ。
 あな あな あな あな、幸ある御国。
 あな あな あな あな、楽しきつどひ。」

木下杢太郎は、伊東市立西小学校(2022年度末、統合により閉校)の校歌を作詞しており、
周辺の方々には小さい頃から馴染みの深い人物です。

駅前の「いちょう通り」を歩いていくと大きな交差点があります。
そこを左に曲がり歩いていくと、晴れた日には正面に海が広がってきます。
この辺りは歩道が整備された場所ではないので車にはご注意ください。
更に進んでいくと、現代的なマンションやアパートに囲まれつつも歴史漂う「木下杢太郎記念館」が左手に見えてきます。

館内には、多くの著名な文豪との交流を示す直筆の書簡など、文学・芸術が好きな方には興味深い展示物が並びます。
明治から昭和にかけ、数々の分野に影響を与えた偉人の生家で、ゆっくり歴史を感じる時間を過ごしてみてはいかがでしょう。

※画像はパンフレットより

TOP