おすすめスポット

【東海館】昭和レトロな温泉情緒・和風建築の美を堪能。

伊東温泉のおすすめ観光スポットのご紹介

伊東温泉を象徴する旧老舗旅館「東海館」に行って来ました!
その世界はまるで千と千尋の神隠し!!

昭和の粋!職人たちに腕を競わせた建築美

伊東マリンタウンより車で約5分、徒歩約20分にある東海館。

東海館は、伊東温泉の中心部に位置する木造3階建の温泉旅館です。
当時の地元材木商により東海道線が熱海駅まで開通した昭和3年(1928)に建てられました。
平成9年に温泉旅館としては廃業しましたが、伊東市に寄贈され平成13年に観光施設となり、現在は自由に見学(入館料200円)ができちゃいます!

当時の材木商が金に糸目を付けず建築した東海館。館内各所に職人たちの手工を凝らした建築美が生きています。
現代ではその建築美を見ようと建築家も注目する東海館。
入口から見事な朝日と鶴亀、鯉の彫刻がお出迎え。地元の彫師・森田東光によるものです。

これは期待できます!!

入口を入ると正面には中庭。群馬から取り寄せたという中央の石は、よーく見ると亀の形をしています。その石は、雨に濡れるとまさに亀の甲羅のごとく緑色に輝くとか!

この中庭は、あえて吹き抜けで照明がありません。夜、各々の客室の灯りが中庭に降りそそぎ、幻想的に映されるよう計算され、設計されているそう。

老舗旅館らしい美しい廊下。好きです。こういう雰囲気。
廊下はすべて雁行型の廊下になっています。雁行型とは、斜めにずらして建てる形のこと。建物を上から見ると、雁が並んで飛んでいるように見えるので雁行といいます。各宿泊部屋の開口部が多くとれ、採光がよくなるのがメリット。
また雁は、上昇気流に乗って飛行するので、縁起が良いとされているそう。

各客室入口には、目印となる芸術的な流木、奇木が入口に飾られています。さすが材木商が建てた旅館!
3階建ての各階は、当時腕の良いと評判の大工3人にそれぞれ階を担当させ、その腕を競わせたそうです。
各階ずつ昭和の粋がみられ、趣向が凝らされています。
昭和初期の粋でいなせな職人さんたちが、ここぞとばかりに腕を振るったのですね

各客室は、黒檀(コクタン)、紫檀(シタン)、檜など高級な木材をふんだんに使っています。
随所に職人の心意気が感じられる造りになっています。

ここぞ職人の腕の見せどころ。どの客室も障子や飾り窓に個性的なデザインが施されています。
こちらは、静岡県ならでは。富士山と帆掛け船のデザイン。細かい寄木細工で構成されています。
※拝観時は、くれぐれもお手を触れないようお願いします。

素晴らしい床柱。このような形の変わった木を「変木(ヘンボク)」というそう。
材木商が建てた旅館とあり、惜しみなく貴重な木材が使われています。

こちらの客室「葵の間」の床柱も素晴らしいですね。タガヤサンという高級家具などに使われる銘木を使用。
葵の間は、今で言うVIPルーム。主座敷(主賓室)のほかにお付きの人の部屋もありました。
どんなお金持ちが泊まったのでしょう

一枚板を削って施した鳳凰の切り抜き。

自由な発想で彩られた飾り窓。凝ってますね~~!
網干(漁網をつって干してある状態)というデザインは、漁港の街ならでは。

廊下のやわらかい灯りが差し込む客室は、昭和レトロの雰囲気。
光の差し方まで計算しつくされています。

この飾り窓、竹が使われているのですが、なんと竹を外側に反らせています。
普通は内側ですよね?!本当にこんなの見たことない!!
しかも竹と竹の間に継ぎ目がまったく見当たらないのです!!これぞ職人技!

落ち着いた客室の窓からは、河川・松川が見下ろせます。
ゆったりした時が流れる旅館。泊まりたい!

今にも昭和の仲居さんたちが、忙しそうにする足音が聞こえてきそうな階段。

随所に昭和初期の日本人の美意識を感じます。

圧巻!120畳の大広間

3階にある120畳の大広間。温泉地といえば芸者さん。かつては芸者さんを呼び、大宴会が開かれたのでしょう。
現代では、伊東観光協会主催のお座敷文化大学(開催時期要問合せ)などがここで開かれ、一般のお客様が芸者体験などを楽しめます。

舞台両脇の彫刻は、孔雀と牡丹。ケヤキの一枚板に彫られています。
こちらも入口同様地元の彫師・森田東光による作品。

4階の望楼へ上がって来ました。望楼の定員は、耐震性から10名と決まっています。伊東温泉の街が一望できます。

温泉情緒を感じる街並み。伊東温泉は、いいところだ~。

1階には喫茶室も。

1階は喫茶室になっていて、コーヒーや甘味、軽食が頂けます。
今回お話を伺った東海館の山下館長(右)とA子(左)

夜ライトアップされた東海館の幻想的な美しさは、まるで「千と千尋の神隠し」の世界。
和風建築が最高レベルに達した時期の職人の技を、垣間見ることができました。

館内には、漫画「テルマエ・ロマエ」にも登場する日帰り温泉(※)もあるんですよ
※東海館の日帰り温泉は、土日祝のみ営業。別料金。

東海館 基本データ

住所 静岡県伊東市東松原12-10
営業時間 9:00~21:00(喫茶は10:00~17:00)
料金 入館料 大人200円 子供100円
定休日 毎月第3火曜日(祝祭日の場合は翌日)と1月1日
日帰り温泉 ご入浴可能日: 土日祝
ご入浴可能な時間:11:00~19:00まで
(大浴場と小浴場があり、大浴場入浴時間は下記になります。小浴場と交替。)
男性 11:00~12:45、15:00~16:45
女性 13:00~14:45、17:00~19:00
※都合により入浴時間の変更もあります
ご入浴料金:大人500円 子供300円
駐車場 なし。近くの市営「大川橋駐車場」をご利用ください。
アクセス 伊東マリンタウンより車で約5分
こちらも読んでね マネキンでお座敷遊びを再現!-東海館に常設

道の駅「伊東マリンタウン」TOPページへ

TOP