■伊豆の観光スポットご案内■

東海館

東海館は昭和3年に稲葉安太郎氏によって創業されました。
昭和13年の伊東線開通により、湯治客から団体客への客層の変化に合わせて館内を増築していきました。
当時、評判の棟梁が各階を分担し、望楼は昭和24年に建築されました。

その頃、周辺は低層建物のため、望楼からの眺望は素晴らしく、天城山がよく見えたといわれています。
また、狩野川台風で大きな被害を受けましたが、
その後、時代に合った技術を取り入れながら修理改築を行いました。
そして平成9年、東海館の長い歴史に幕を閉じ、平成13年伊東の新たな観光名所として生まれかわりました。

〒414-0022 静岡県伊東市東松原町12-10
入館料 大人200円、小人100円
 ※障害者手帳または障害者手帳アプリ『ミライロID』をお持ちの方は
  入館時にご提示いただくと、ご本人と付き添いの方1人まで入館料が無料となります。
営業時間 9:00~21:00 最終受付20:00
定休日 毎月第3火曜日(祝祭日の場合は翌日)1月1日
定員 喫茶室のみ約60名
所要時間 30分~90分
アクセス:JR伊東駅から徒歩7分
駐車場 なし
電話番号 0557-36-2004
FAX番号 0557-36-2027

引用:伊東市観光協会HP・パンフレットより

【伊東マリンタウンからの行き方】
伊東マリンタウンから車で約5分・徒歩で約20分

伊東駅前を「湯の花通り」「キネマ通り」と、人の流れに任せて歩いていくとスクランブル交差点があります。
左手に見える「自衛官募集」と書かれた白いビルの後に「東海館」が隠れています。

東海館前の前には「松川通り」と呼ばれる道があり、カラーマンホールが設置されています。
なお、伊東市のマンホールカードを入手することができるのは東海館だけです。
ただし、東海館が休館している場合には、駅構内にある伊東市観光案内所でも入手できます。

いきなり正面口から入館するのもいいですが、
川(いでゆ橋)を渡り、対岸から「東海館」の全景を見ておくと、その後の探索もイメージし易くなると思います。

館内には客室を利用した博物館・美術館といった展示スペースがあります。
彫刻家・重岡建治氏の作品をはじめ、伊東市に所縁のある展示物が数多く並んでいます。
ふと「千と千尋の神隠し」を彷彿とさせる館内は、じっくり見て回ると1時間以上かかるかもしれません。

名工の手による彫物・飾り窓・欄間・障子など、建物そのものが見所満載で
随所に技術の高さや建築美を感じ取ることができる空間となっています。

最上階の望楼からは相模湾を見渡す事ができ、天気・時間に恵まれれば美しい夕日も楽しめます。
かつて旅館として利用されていたことを思うと「是非、一度宿泊してみたかった」と思わずにはいられないでしょう。

左から / 昭和4年(1929)頃 / 昭和11年~23年(1936-1948)頃 / 昭和24年(1949)以降

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